「カードローンの審査に落ちた!でも理由がわからない」
「カードローン審査が絶対に通る方法はないの?」
カードローンを申込みして、残念ながら審査落ちになったとしても、その理由は教えてもらえません。
それは審査の中身を明かすことにつながるからです。
また審査が絶対に通る方法というものも、残念ながら存在しません。
カードローンも融資の一種類で、審査にはいろいろな基準があり、その基準に沿って審査をするので「審査に通る人は基準を満たしているから通るし、ダメな人はダメ」なのです。
カードローン審査の基準も極秘事項で部外秘ですが、基本的な部分は共通しています。
そこで、今回はこうした基準から「審査に落ちる理由」を知り、同時に「審査に通る対策」について考えていきたいと思います。
カードローンを利用中の人も、カードローンを検討している人も参考にしてください。
カードローン審査で重視するため、審査落ちの原因になる理由はいくつもありますが、その中でも特に重要なものが2つあります。
<カードローン審査に落ちる2つの理由>
カードローンを含む借入金の年間支払額が年収に対しどれだけの割合か?を数値化したのが返済比率です。
返済比率がどれくらいなら大丈夫で、どれくらいが審査落ちするレベルなのか?これは各社それぞれの基準があるので一概にはいえません。
ただしひとつ「年収の3分の1まで(返済比率で言えば30%)」という目安があります。
これは「総量規制」という考え方に基づくもので、ひとことで言えば「年収の3分の1以上の借金をしてはいけない」となります。
カードローンを取り扱う貸金業者(ノンバンク、消費者金融など)に対する規制なので、返済比率が基準を超える場合は審査落ちになる可能性が高いです。
一般社団法人日本貸金業協会/お借入れは年収の3分の1まで(総量規制について)
https://www.j-fsa.or.jp/association/money_lending/law/annual_income.php信用情報(正式名称は「個人信用情報」)とは、ローンやクレジットカードの申込や利用記録が蓄積された個人の記録です。
もっと端的に表現すれば「お金を借りたこと、借入を申し込んだこと、返済の記録をまとめた情報」といったところです。
金融機関や消費者金融、あるいはクレジット会社などでは、利用申し込みがあると、審査のためにこの信用情報をチェックします。
信用情報については、もう少し説明します。
<信用情報>
借入申込書やクレジット・カードローンのネット申込で「(個人)信用情報の取得に同意しますか?」といったチェック項目があり、これに同意(チェックを記入、操作)したことで信用情報を調べられることに同意した意思表示となる
1.クレジットカード系の「CIC(Credit Information Center)」
2.銀行系の「KSC(全国銀行個人信用情報センター)
3.消費者金融など貸金業者系の「JICC(日本信用情報機構)」
カードローンやクレジットカードの申し込みした事実が申込情報として登録される
短期間に連続で申し込むと、申込情報も連続して登録され「金に困っている」と審査がきびしくなる恐れがあり、これが俗に「申込ブラック」と呼ばれる状態
利用記録とは、カードローンやクレジットカードの契約更新時などに、信用情報を再チェックした場合に記録される
たとえば郵送が届かなかったとか、連絡事項があっても電話がつながらなかったなど、再調査が必要な場合に行われるので、こういった利用記録はネガティブな情報となる場合もある
クレジット情報とは、カードローンで言えば毎月の支払状況などが記録される
返済が遅れることは「延滞」で、長期化、複数回になると更に「異動」となる
異動は「お金を返せなかった(返さなかった)」という記録になるので、異動がある人はカードローン審査では高い確率で審査落ちとなってしまう
これが俗に「ブラックリストに載る」という状態
【参考出典】
CIC/信用情報とは/信用情報早わかり!
https://www.cic.co.jp/confidence/glance.html一般社団法人全国銀行協会/全国銀行個人信用情報センター
https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/指定信用情報機関/日本信用情報機構
https://www.jicc.co.jp/では、審査に落ちる理由を踏まえ、今度はカードローン審査に通りやすくなる対策について解説します。
返済比率を改善させるのはそう簡単ではありませんし、また時間も必要になります。
改善には収入を増やすか、返済を減らすことが必要になります。
たとえば今の勤務先で急激に年収をアップさせることはむずかしいですが、転職により年収が増加するのも最近なら良くあることです。
いっぽう返済を減らすのは、簡単なようでけっこう難しい部分もあります。
必要だから借りる、あるいは借りなければいけない(借りたい)から借りる、と個人の意思にも関係するからこそむずかしい部分なのです。
ところで一部の記事では「減らせるカードローンがあれば減らしておきましょう」と書いてありますが、そうできるならもっと前から返済しているはずで、そもそも新しいカードローンを申し込んではいないはずです。
新しいカードローンの審査を通りやすくするために、今利用中のカードローンや借入をムリに返済しても、効果があるとは思えません。
「新しく借金するために、今の借金を無理やり減らして審査の見栄えをよくする」のは、昔からよく言われることであるとともに、おすすめできないことです。
信用情報を改善するには、時間が必要で即座に効果がある裏技といったものはありません。
たとえば申込情報は通常6ヶ月たてば記録が抹消されます。
また異動でも延滞や代位弁済は契約終了後5年間、自己破産については10年間記録が残ります。(CICの場合)
このように異動などネガティブな情報が消えるまでは、時を待つしかありません。
信用情報は自分でも調べることができるので、異動情報が抹消されていることなどを確認してから申込むようにするべきでしょう。
【参考引用】
情報開示とは、お客様ご本人のお申込みにより、
CICに加盟している会員会社(クレジット会社等)との契約内容や支払い状況等の信用情報を確認できる制度です。
お客様の情報が現在、信用情報機関に登録されているのか、
またはどのように登録されているかを確認していただくことができます。
CIC/情報開示とは
https://www.cic.co.jp/mydata/index.htmlここで、カードローン審査に不安な方でも申込OKのおすすめカードローンを3つ紹介します。
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今回は、カードローンが審査落ちになる理由と、審査を通りやすくする改善策を解説してきました。
一部の記事では
「絶対借りれるカードローン〇選」
「ブラックでもカードローン審査に通るコツを教えます」
といった見出しを見受けることがありますが、ブラックでも審査に通るとあっても、中身は貸金業登録のない業者への誘導だったり、「絶対借りれる」といっておきながら、審査によっては断わられる可能性もあります、と期待を裏切り、かつ誘導したいローンなどのリンクがあったりします。
そもそも「借りれる」という表現は文法的に不十分で、「借りることができる、借入できる」が妥当)なので、表現も含めて注意が必要です。